16年間にありがとう

ブログスタートから悲しい話、でもありがとうの気持ち。












えー、実家のマスコット、柴犬の「ハナ」が昨日亡くなりました。16才の大往生。

「ハナ」は高校1年生くらいの時に、親の知り合いから引取りました。
家に来る前夜、名前をどうしようかと考えて、でも日本犬のメスなら「ハナ」しか思いつかず、、、。
結局「ハナ」のまま進展せず、、、。
元飼主聞いてみると実は、我が家に来る前から「ハナ」だったみたいで、典型的な日本犬メスの「ハナ」と相成りました。

仔犬の「ハナ」は、右手に白の靴下を履いたように右だけ白い部分が多くて、ちっちゃくてヤンチャな娘だったなあ。
ある日、裏庭から居なくなって、どっかから抜け出したと思って近所中を探し回るも見つからず。
家に戻ると鳴き声がする。よーく探してみると家の裏の縁の下の細くなっているところに入ってしまい、細いもんだから方向転換できず、どんどん奥へ入っていってしまったみたい。家族で大爆笑、、、。
何とか脱出させました。

別名「ハラヘリハナ」の「ハナ」は、よく食べよく太り、年を追うごとにすくすく元気に巨大に成長。
あの縁の下によく入っていたものだ。

大学で関西に出て、実家には年1回くらいしか帰らなくても、「ハナ」は尻尾を振って寄ってきて、忘れずになついてくれてました。
何年も、家に帰れば居る、普通の家族みたいに。

それが、ここ2年くらい、帰っても寄ってこなくて、動きが鈍くなってきて、老いが顕著に出てきました。
ただ、食欲は昔のように旺盛で、元気そのもの。

昨年くらいから、足腰の力が弱くなり、走るのはもちろん、歩くのもやっとになってきて、家の玄関の段差が登れなくなってきた。散歩も行けない、立ち上がっても何度も転んで、自分の思うように歩けない。
見ていて切なくなったなあ。
、、、でも食欲は旺盛。

ここ最近は、実家に帰る機会も多くて、帰るたびに、
「これで最後かもよー、でもあと半年は生きるわ」
なんて言ってた感じで、足腰は弱くてヨボヨボになってたけど、実際は元気で食欲もあって。

ただ、夜中に吼えるらしく、母が毎日夜中に起きては下の世話やら何やらをやるようになってた。ほとんど介護状態。
母には本当に感謝してます。「ハナ」への愛情は母が一番でした。

昨日母から知らせを聞いて、悲しくも寂しくもあり、でも、16年て、よう長生きしたなあと。
それと、お母さんお疲れ様と。
これまで介護してた母がちょっと心配、張り合いがなくなるし。
撮りためた写真をアルバムにしよう、大きく引き伸ばして家に飾ってもらおうと思います。


寂しいけど、楽しかった、お疲れ様。
「ハナ」、16年間ありがとう。